車椅子利用者が既存の宿泊施設に安心して泊まれるか――。そんな試みが今月5日、南町のホテル「ON THE MARKS(オン・ザ・マークス)川崎」で開かれ、発案者の矢嶋志穂さん((株)LITALICO勤務)が宿泊体験した。
一般的にバリアフリーの部屋は高額で、通路の幅などが公表されていない場合もあり、車椅子で宿泊しづらいと感じる人もいるという。矢嶋さんはイベントで同ホテルを訪れた際、エレベーターホールなどの広さが印象に残り、通常の部屋でも泊まることができるのではと、同ホテルに実験を打診。快諾を得たことから、車椅子での外出を支援するNPO法人アクセシブル・ラボや、NPO法人日本バリアフリー観光推進機構の協力も得て実現した。
NPO職員がラウンジのテーブルや段差の高さを計測したほか、スロープの使い方や介助の仕方を同ホテルスタッフに指南した。
簡易的な2段ベッドで宿泊した矢嶋さんは「夜も静かで問題なく眠れた。車椅子でも気軽に旅行ができるように、今後も関係団体と協力していきたい」と感想を語った。
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