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川崎区・幸区版 公開:2016年10月28日 エリアトップへ

多摩川スピードウェイの会の会長を務める 片山 光夫さん 逗子市在住 71歳

公開:2016年10月28日

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片山 光夫さん

「開設80年 歴史を多くの人に」

 ○…現在の丸子橋そば、多摩川河川敷にあった日本初の常設自動車レース場「多摩川スピードウェイ」。開設から80年が経った今年、市民ミュージアムでの写真展、記念プレートの設置など、中心となりメモリアルイヤーを盛り上げた。「日本のモータースポーツの始まりの場所がここにあって、自動車産業を支えた人たちが集まっていた。その歴史を多くの人に知ってもらう良い機会になった」と手応えを感じている。

 ○…2年前に「開設80周年に向け、記念的なことはできないか」と有志が集まり、20人弱でスタートした同会。知人に誘われて発足から会に携わる。メンバーは当時のレースに出場していたドライバーの子孫やジャーナリスト、大学教授、学生など多彩。それぞれがサーキット場やモータースポーツに思い入れがあり、多摩川スピードウェイを後世に伝えていきたいと活動している。昨年11月には大田区で2日間の回顧展を行い、約3千人が訪れた。

 ○…疎開先の静岡県で生まれ、終戦後は、実家のある自由が丘で過ごした。父は日産の「フェアレディZ」の生みの親で、その開発の中心にいた片山豊氏。それもあり、子どもの頃は丸子橋を渡り多摩川スピードウェイの付近を父とドライブした。偉大な父には「アメリカでナンバーワンの輸入車を売った人」と尊敬の念を見せる。多摩川の河川敷はよく模型飛行機を飛ばした場所でもある。「身近にあった場所がこうして80周年でめぐり会って幸せだね」と笑顔を見せる。

 ○…80周年イベントを成功させ、会は新たな展開を模索する。「色々な場所の自動車博物館で展示会などやりたいね」。今、懸念するのは若い世代の自動車離れ。「私達の時代は自動車に夢があったけど、最近の子どもたちは自動車に興味がなくなっているのを感じる。会の活動を通して多摩川スピードウェイはもちろんモータースポーツの魅力も伝えていきたいね」

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