川崎今昔会(斎藤文夫会長)は12月3日、川崎ダイスの中華料理店・煌蘭で恒例の「闇汁会」を行った。
今回で43回目を迎える同会は川崎区出身の詩人・佐藤惣之助を偲んで行われるもの。毎年、同氏の誕生日12月3日に開催されている。会の名称は惣之助が好んで開いていた、仲間同士で食材を持ち寄って鍋に入れて闇の中で食べた「闇汁会」に由来している。
同会には、メンバーや福田紀彦川崎市長ら約75人が参加。惣之助の親族の佐藤沙羅夫さん、惣之助がこよなく愛した砂子の老舗おでん屋「樹の枝」の女将・小山幸子さんといった氏にゆかりのある人も出席した。
同会では講演が行われ、斎藤会長、小山さん、川崎市市民ミュージアム・学芸員の佐藤美子さんが登壇。惣之助が美食家だったというエピソードが語られるとともに、当時「樹の枝」に掲げられていた惣之助が書いた看板が披露された。
講演後の懇親会では参加者が惣之助作詞の『人生の並木路』『大阪(現阪神)タイガースの歌』などを歌い、会を盛り上げた。
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