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低CO₂川崎ブランド 昭和電工が大賞 電池長寿命化でCO245%削減
地球温暖化対策の一環として低炭素化に向けた川崎発の製品・技術等を認定する「低CO2川崎ブランド」の2017年の大賞に、昭和電工株式会社の気相法炭素繊維(VGCF®)が選ばれた。
これはカーボンナノチューブの一種。それまで難しかった炭素繊維の量産を、昭和電工は気相法という技術で実現した。
VGCF®の主な特徴は電池性能の向上だ。同物質をリチウムイオン2次電池へ少量添加すると、電気の流れがスムーズになり、大電流を流すことが可能になるほか、電池の劣化を抑え、寿命を延ばすことができる。これにより同物質を使用していない電池と比べ約45%のCO2削減を実現した。現在、この技術はハイブリッド自動車や電気自動車、電気製品などに使用されている。
同社の先端電池材料事業部大川開発センターの森田利夫センター長は「この度は大賞を頂き大変光栄に思います。今後も環境に配慮し、お客様にも使いやすい製品を開発してまいります」と話す。
同ブランドの認定は市や川崎商工会議所、市産業振興財団などで組織される、「低CO2川崎ブランド等推進協議会」(足立芳寛会長)が行っている。原材料調達から廃棄までの温室効果ガスの排出量を総合的に評価する取組が注目され、昨年12月に環境大臣表彰を受賞している。
低CO2川崎ブランド17大賞
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11月15日
11月8日