川崎市は市が発注した建設工事で他の模範となる技術施工をした事業者や優秀な若手技術者、女性技術者をこのほど、表彰した。表彰者は次の通り。個人名は敬称略。( )内は所属会社。
■優良事業者【土木】大恵建設株式会社▽株式会社幸栄工業【下水管きょ】渡辺・京浜共同企業体▽有限会社喜有組【舗装】株式会社エムアール▽株式会社澤田組▽株式会社横山工務店【建築】株式会社山根工務店▽株式会社喜美代建設【電気】トヨオカ電気株式会社▽株式会社電工舎【空調・衛生】本田工業株式会社▽有限会社丸善興業【水道施設】神明建設株式会社▽幸伸工業株式会社【造園】重田造園土木株式会社【塗装】大道産業株式会社【とび・土工】信号器材株式会社【その他】長栄興業株式会社▽大道産業株式会社【測量】有限会社ワーカービー【屋外清掃】株式会社佐藤環境
■若手技術者▽菊次健志(株式会社三秀)▽中嶋誠也(株式会社幸栄工業)▽越畑輝好(株式会社相光園)▽小野崎輝明(株気会社小野崎電業)▽澤田貴裕(株式会社澤田組)▽高橋秀岳(河崎組建設業株式会社)▽李昌成(安田建設有限会社)
■女性技術者▽齋藤由季(株式会社幸栄工業)▽三浦美保(株式会社三秀)▽吉澤幸美(有限会社ひかり建設)
久保田さんトロフィー製作
川崎市が優良事業者に贈ったトロフィーは、デザイン彫金師で「かわさきマイスター」の称号を持つ久保田宗孝さんに製作を依頼。久保田さんは、川崎区大島で「ジュエリークボタ」を営み、こだわりの宝飾品加工を手掛ける。
トロフィーは、高さ23センチ、幅13センチ、奥行き10センチで、川崎の「川」の文字と多摩川、職人の手をイメージしたデザイン。武具の装飾に色を付ける際に使われてきた「緋銅」と呼ばれる伝統技術を駆使。純銅を限界まで熱し、溶け出す寸前でホウ砂水溶液の中に入れて急冷し、緋色と呼ばれる銅本来の鮮やかで深みのある赤色を作り上げた。
久保田さんによると、緋色は職人の熱い魂を表現。色の出方は一つ一つ異なり、趣を感じさせるように仕上げたという。色をムラなく均一にするには高い技術が求められ、銅の面積が大きくなればなるほど、その難易度が高い。「日頃の職人の努力と向上心を思い製作した」と、久保田さんは語った。
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