京急電鉄(東京都港区・原田一之取締役社長)は大師線「産業道路駅」の駅名を変更すると発表した。同社創立120周年記念事業として沿線の小中学生から駅名変更案を募集し、来年春に発表する予定。
京浜急行大師線は「大師線連続立体交差事業」により、川崎大師駅から小島新田駅までの区間が地下化される。同社や川崎市によると、産業道路駅は今年度中に電車が地下を走ることになり、2019年度には新しく地下駅舎が完成する。
産業道路駅は1944年6月、軍の要請により浜川崎工場地区への便を確保するため、川崎大師〜産業道路間を延長し、開通したと同時に開業した。通称産業道路と呼ばれる大きな道路が駅に隣接していたことが、同駅名の由来となる。
この度の地下化により駅名の由来である産業道路と離れるため、今回の駅名変更が行われる。
同駅以外にも「雑色(ぞうしき)」(大田区)や「新馬場(しんばんば)」(品川区)など、読み方が難しい駅や沿線の活性に繋がると思われるものについては変更を検討する。
京急川崎、八丁畷、京急鶴見、京急蒲田など他社線との乗り換え最寄駅や、川崎大師、生麦など神社仏閣や歴史的史跡などの最寄駅として広く認知されている駅(26駅)は変更の対象としない。
同社広報部は「沿線の活性化に繋がるような、また、将来子どもたちが誇りを持って帰ってこられるような駅名になればと思います。川崎区内の他の駅に関しても変更の可能性はなくはないですが、鈴木町駅や東門前駅などは地域との関連や歴史的経緯から難しいですかね」と話す。
募集は10月10日(水)まで。応募資格は京急沿線に住む小中学生。応募者の中から採用の可否に関わらず、抽選で120人に同社120周年記念品がプレゼントされる。詳細はホームページ(http://www.keikyu.co.jp/information/cp/ekimei/index.html)。
問い合わせは京急ご案内センター(【電話】03・5789・8686)へ。
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