川崎大師平間寺は、初詣に多くの参詣者を迎えるにあたり、4万躰の護摩札の謹作(きんさく)を進めている。
謹作は護摩札に水引をかけて整え、完成させる作業。同寺では正月に向け通年にわたり護摩の謹作を行っているが、この時期は元日前の特別体制となり、120人余りの僧侶、職員が交代で作業にあたる。この日も僧侶たちが1躰ずつ丁寧に札に水引をかけていた。
同寺法務課の大山隆朋(りゅうほう)さんは「毎年この時期は大勢の参詣者を迎えるので、いささかの緊張感を持ち、きれいに整えることを第一に作業しております」と語った。
護摩祈祷の風習は同寺が開創した1128年から続く歴史を持ち、元日の護摩札には特別に「元旦修業」の字が書かれる。
今年の初詣の参詣者数は約309万人。来年も同じ程の数を見込んでいる。
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