昨年J1リーグ連覇を達成した川崎フロンターレ。リーグ3連覇と複数タイトルを狙う2019年は、川崎市出身の田中碧選手(20)に注目だ。昨年リーグデビュー戦でいきなり初得点を記録。1試合ながら先発フル出場も果たした。今年はオリンピック代表も意識し、更なる高みを目指す。
宮前区出身の田中選手は、鷺沼小、有馬中から新城高校へ進み一昨年卒業。サッカーはさぎぬまSCで始め、フロンターレの下部組織で成長。17年シーズンにトップチーム昇格を果たした。しかしケガもあり、同シーズンはベンチ入りもなし。
迎えた昨シーズンは、第26節の対札幌戦のアディショナルタイムに初出場。するとミッドフィルダーながら直後に見事デビューゴールを決めた。
田中選手は「小さい頃から夢見た舞台で、しかも歓声がすごく、『やってやろう』という気になれた」と強い気持ちで臨んだという。ゴール後は「先輩たちが喜んでいるのでうれしくなった。皆が祝福してくれ、いつも見ていてくれたんだなぁと余計に喜びが湧いてきた」と笑顔満開。
リハビリ中やベンチに入れなかった時期は、嫌になることもあったそうだが、「出ている選手との差を自覚できたので、割り切って向き合えた。その時期のトレーニングの成果が成長につながっていると思う」。
休みの日は「ボーっとしている」とか。それも自身の中では、オン・オフの切り替えだと話す。
「2連覇に自分は貢献していない。今シーズンは、リーグ3連覇、ACL、ルヴァンカップ、天皇杯の4つのタイトル獲得のために、自分の力を注いでいきたい。そうすれば五輪代表もみえてくると思う」。
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