幸区の国道1号線の車線を減らして歩道を拡幅し、その中に自転車道を設置するための試行検証が、来年1月から行われる。2002年から住民運動を展開してきた「国道1号線問題協議会」の昼間忠男事務局長は「やっと(歩道拡幅が)実現できる」と万感の思いを語る。
国は2001年、国道1号線を広げる計画を発表。02年、これに反対した住民らで同会が結成された。同会の粘り強い要望により05年、国は沿道事業について、同会との勉強会で協議していくと約束。16年、歩道の拡幅が正式に決定した。17年以降、同所を管理する国交省が、神奈川県警などの各関係機関と協議を開始。昨年には、試行期間に設置する仮設ガードレールの製造も完了した。工事の着手に向け、着々と準備を進めてきた。
昼間事務局長によると、同所は道幅が狭く、自転車と歩行者が接触する恐れがあったという。「自転車と歩行者の道が分かれれば、双方の安全につながる」と語る。
車線を削減するのは、幸区都町交差点から遠藤町交差点までの約1キロ。片側3車線から2車線に削減し、現在2メートルの歩道を4メートルに広げ、中に自転車道も設ける。国交省は、3月中に試行期間に得た結果を検証し、4月以降から再来年にかけて本工事を進める予定とする。
26日 住民説明会
同会は、国交省と共催で11月26日(火)午後6時30分から、幸市民館で住民説明会を開く。昼間事務局長は「生活に関わることなので、多くの住民の方に来てほしい」と話す。
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