意見広告・議会報告
議会報告 臨海部への交通アクセスの向上に向けて 川崎市議会議員 本間 賢次郎
1月10日号に続き、昨年12月13日に行った一般質問について報告致します。今号は港湾振興を含めた臨海部の交通アクセス向上に向けた取り組みについてです。
私が初当選以来、取り組んできた東京オリンピック期間中のホテル不足解消に向けたホテルシップの取り組みは、事業者と覚書を交わすまでは至ったものの、協定締結とはならず、仕切り直しの状況となりました。その原因に、東扇島から市街地までのアクセス面の課題が挙げられ、これまで指摘してきた懸念が顕著になった形です。私は平成30年の予算審査特別委員会にて、アクセス向上の必要性について質疑を行い、利用率の低い小型船舶向けの船着場を活用し、水上・海上アクセスの検討を提言致しました。そして、他都市の水上・海上交通等の視察を行い、調査を行っております。そこで今回、昨秋に神奈川県が行った逗子市・葉山マリーナから藤沢市・湘南港(江の島)までの海上タクシーの実証実験視察を踏まえて質問致しました。
まず、現状としてJR川崎駅から東扇島への公共交通機関での移動にはバスを利用することになります。所要時間は約30分。平日の朝の通勤ラッシュの時間帯では渋滞が発生している状況も見受けられ、物流車両が増加する時期には最大10分程度の遅れが生じる場合もあります。一方、視察した海上タクシーであれば、道路渋滞に巻き込まれた車両による移動で1時間近くかかる距離を15分程で目的地に到着できます。水上・海上交通は、交通手段の選択肢を増やすことでバス内の混雑や道路渋滞の緩和などが期待できる上、観光資源にもなると考えております。一昨年の質疑では、水上・海上アクセスの検討について明確な答弁はありませんでしたが、この度の一般質問では、「新たな海上アクセスの可能性について検討を進めたい」との答弁を得ることができました。
今後も臨海部に通勤する方や川崎港へレジャーに行かれる方にとって快適なアクセス環境の確保に取り組んで参ります。
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