新型コロナウイルスによる感染拡大で打撃を受けている飲食店をテイクアウトマップで支援し、盛り上げようと、幸区戸手本町在住で地域活動に取り組む嶋凌汰さん(25)がサイト『Hapi Ben』を立ちあげ、SNS(会員制交流サイト)で発信する。
嶋さんは新型コロナによって地域の商店がイベントを開くこともできず「人と人とのつながりが分断されている」状況を憂う。こうした中、テイクアウトを開始した飲食店が増え始めていることや、毎日の食事を作るのが大変でテイクアウトする人が増加していることに着目。全国各地のテイクアウトマップがWEB上で作成されていることを知る一方、幸区の紹介サイトが見当たらなかったことから自ら立ち上げた。名称のHapiには「幸せ」と「幸区」、Benは「弁当」の意味を込めた。
店舗は嶋さんがSNSや自ら出向いて呼びかけたり、飲食店オーナーや市民からの情報をもとに集めて掲載。4月21日時点で約40店舗ほどが参加する。
嶋さんは「マップで探しておいしいお弁当を食べ『こんな身近においしいご飯屋さんがあるんだ』という発見や、『今度、友達を連れてお店に行ってみよう』という楽しみなどポジティブな気持ちになってほしい」と語る。「テイクアウトという小さな支え合いが積み重なって少しでも街が元気になればいい」とも願う。
Hapi Benのサイトはhttps://hapibensaiwaitakeout.glideapp.ioから。嶋さんはフェイスブックやツイッターなどにハッシュタグ「♯HapiBen」とつけて投稿してもらうことも呼びかけている。
川崎区・幸区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>