ミューザ川崎シンフォニーホール(幸区大宮町)は6月16日、2005年から毎年夏に開催している「フェスタサマーミューザKAWASAKI」(主催・川崎市/ミューザ川崎シンフォニーホール)をインターネット有料映像配信をベースに客席の数を削減して開催することを発表した。プロオーケストラ9団体ほかが参加し、全17公演を行う。
3月に一度開催発表を行ったが、新型コロナウイルス感染症の影響でチケット販売の延期や、緊急事態宣言の発令で臨時休館になるなど開催が危ぶまれていた。
入館時に体温を測るなどの感染症対策を行いながらの開催で、客席もホール全体の約2000席に対し、600席前後まで減らしてソーシャルディスタンスを確保。映像配信は複数カメラによる映像で、画面の切り替えをすることで臨場感を出すという。またチャット画面を用意し、コンサートを見ながらコメントを書き込むことができる。映像配信はライブ配信のほか、8月末まで視聴できるよう配信する予定。
公演チケットは7月10日(金)から12日(日)に友の会会員先行抽選受付を行い、一般販売は7月17日(金)から先着順。映像配信の視聴チケットは1公演1000円、通しチケット9000円の予定。発売方法、料金など詳細は7月1日(水)、ホームページで発表する。
ミューザ川崎は3月に川崎市フランチャイズオーケストラの東京交響楽団の無観客演奏を無料ライブ配信し、延べで約20万人が鑑賞をした経緯がある。この実績を踏まえ、ミューザ川崎の担当者は「今回の観客を入れての公演と映像配信のハイブリッドはアフターコロナのスタンダードになるかもしれない。全国で見られるのでその期待は裏切れない。東京交響楽団というオーケストラとミューザのようなホールがそろっている川崎だからこそできることなので、川崎から元気を届けるという気持ちで行う」と意気込みをみせた。
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