川崎市の友好都市である沖縄県那覇市の首里城が昨年11月に火災で焼失したことを受け、川崎市内で展開された募金活動などに寄せられた市民からの支援金230万300円が那覇市に届けられた。7月21日には、川崎沖縄県人会の比嘉孝会長が市を代表して城間幹子那覇市長に目録を手渡した。
募金活動は同県人会と川崎市議会、川崎市が協力して行われた。街頭募金活動をはじめ、市役所第2庁舎、第3庁舎、各区役所・支所の計11カ所に募金箱を設置し、再建の支援を呼び掛けた。
贈呈を受け、城間市長は「首里城復興に向けて大きな後押しとなった。川崎市の皆様、ありがとうございました。友好都市として末永く交流していきたい」とコメントを出した。
川崎市によると、募金箱はきょう31日で撤去・改修するが引き続き、川崎市ホームページから同県人会の特設口座や那覇市の支援金案内を紹介するという。
川崎市には多くの沖縄出身者やルーツを持つ人たちが暮らす。大正時代、川崎市の紡績工場に多くの沖縄の人たちが就職し、大正13年(1924年)には川崎沖縄県人会が発足。1959年には川崎区生まれの詩人で沖縄に縁の深かった佐藤惣之助の詩歌碑が川崎市民らの寄付によって、首里城跡の旧琉球大構内に建立。1992年に首里城の復元に伴い、詩歌碑が同地から約1Km離れた虎瀬公園に移設されたが、その後、市民運動が展開され、再び首里城公園へ移設されることが決まった。
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