鳥取県が市内で初めての物産展「食のみやこ 鳥取物産展」を9月3日から7日までの5日間、川崎駅地下街アゼリアで開く。
今年1月、市が川崎ものづくりブランドに認定されている(株)ミートエポック(多摩区)の熟成食材製造用シート「エイジングシート」を同県に紹介したのが交流の始まり。鳥取県はシカやイノシシといったジビエ肉の利用量が全国で3番目の規模を誇る。やり取りの中で「鳥取の美味しいものを川崎市民の方々に知っていただき、興味をもってもらいたい」という鳥取県側の思いに市が応え、物産展が実現した。
鳥取県は『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、故水木しげるさんや『名探偵コナン』の作者、青山剛昌さんらを輩出したマンガ王国で日本一の生産量を誇る二十世紀梨を中心としたナシの一大産地。川崎市も川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムなどマンガと縁があり、長十郎梨の発祥地で多摩川梨が知られる。「物産展を通じ、一人でも多くの市民に笑顔を届けられたら」と田村豊川崎市東京事務所長は期待を寄せる。
物産展は「二十世紀梨」や同県のオリジナルブランド「新甘泉(しんかんせん)」など約200のアイテムを販売予定。ベニズワイガニのかにみそを使ったバーニャカウダ、鳥取砂丘で生産された「砂丘らっきょう」、オリジナル品種米「星空舞(ほしぞらまい)」、酒米「強力(ごうりき)」を使った日本酒、「北条ワイン」といった現地で知られる名産品も並ぶ。谷長正彦鳥取県東京本部長は「鳥取の特産品を味わっていただきたい。観光パンフレットも取り揃えているので、コロナ禍が落ち着いた際には訪れていただきたい」と語る。
期間中の開催時間は午前11時から午後7時、最終日は午後6時まで。
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