幸区役所の今年度の新規事業である鉄道に焦点を当てた取り組みが10月から始まる。幸区内の鉄道ビュースポットを巡るモバイルスタンプラリーや鉄道ミニイベントを開く。
幸区には、貨物列車、横須賀線、湘南新宿ラインが往来する新鶴見信号場や新川崎駅をはじめ、新幹線が走行する風景を見下ろせる夢見ヶ崎動物公園のデッキなど鉄道ビュースポットが数多くある。また、新鶴見信号場はかつて新鶴見操車場として京浜地区の貨物輸送の大動脈でもあった。「イベントを通じて、幸区の鉄道のビュースポットや歴史を知ってほしい」と同区役所職員は力を込める。
「鉄道でハグくむ幸2020」と銘打ったスタンプラリーは10月10日から11月24日まで実施。14カ所のスタンプポイントを設け、スマートフォンでスタンプを獲得する。5カ所集めた人は抽選でプレゼント。3カ所集めて応募するとノベルティーグッズが先着でもらえるコースもある。フォトコンテストも同時開催し、ビュースポットで撮影した写真を募集する。
鉄道イベントは10月10日、幸区役所で開催。NゲージやZショーティーといった鉄道模型や地域内の鉄道にまつわる写真パネルを展示する。市立総合科学高校電子機械科の卒業生が3Dプリンターを使って12分の1スケールでつくりあげた「桃太郎」と呼ばれる電気機関車EF210系に模した車両も登場。「忠実に再現した技術力にも注目してもらいたい」と同区役所職員は語る。
スタンプラリーは子育て関連施設や公園を巡るルートもある。
詳細は、同区役所ホームページ参照。
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