川崎大師の表参道商業協同組合(山本浩文理事長)は「川崎大師開運厄除参拝」ウェブサイトを開設した。
同サイトでは、人が歩く目線で仲見世通り入口から商店街を通り、大山門をくぐって水屋により、献香所で煙を浴びて本堂でお参りするまでの動画を配信する。コロナ禍で川崎大師平間寺への初詣ができない人に参拝動画でお参りした気分を味わってもらおうというもの。サイトでは仲見世通り内の店の買い物もできる。20数店舗が参加し、各店のホームページに移動することなく、同サイト内で商品を選び、違う店のものでも同じ買い物かごに入れて一括購入できる。現状は仲見世通りの店だけだが、今後は表参道の店も加わる予定だという。川崎大師平間寺のウェブサイトともリンクしており、護摩札の申し込みもできる。
今年の初詣客は外出自粛、京急の終夜運転中止などから大幅に減ることが予想され、同組合は危機感を募らせる。サイト発案者の大谷茂さん(わらび餅・大谷堂社長)は「お参りの後、商店街でぶらぶら買い物する気分を味わってもらえれば。今年だけではなく継続することで新しい販路拡大にもつながると思う。ゆくゆくは大師地域の情報発信基地にしていきたい」と展望を語った。
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