川崎市は2月16日、新型コロナウイルスワクチン接種についての運営方針を示した。一般市民の接種は4月1日からを想定し、教育文化会館(川崎区)、幸市民館など各区1カ所程度を会場に集団接種を進めていく考え。土日のいずれかを含めた週5日、1日8時間実施し、7会場で1日あたり2000人以上の接種を目指す想定。職場や学校などでの集団接種も調整していくとしている。
医療機関などで行う「個別接種」は、市内600カ所以上の医療機関の協力を求める。体制が拡充し充足した際は、集団接種会場を縮小・廃止する。「巡回接種」は、高齢者が入所・居住する社会福祉施設などで従事者を優先し実施する。
接種券は、まず高齢者に対し3月下旬以降に配送を始め、国の定める優先順位に合わせて進めていくという。
対象は132万人
関東労災病院(中原区)で2月17日、医療従事者にワクチンの先行接種が行われた。6人が接種し、48時間経過時点で熱や倦怠感などの副反応は見られなかったという。同病院担当者は「接種部分を押したり動かしたりした際に筋肉痛のような痛みはあるが、筋肉注射のため筋繊維を少々傷つけたためだろう」と感想を話す。
接種順位は、「医療従事者」「高齢者(1957年4月1日以前生まれ)」「基礎疾患を有する人・高齢者施設などの従事者」「それ以外」となっており、市内の接種対象となる16歳以上は132万人にのぼる。ワクチンは一定の間隔をあけて2回の接種が必要となる。福田紀彦市長は「あらゆる資源を最大限にうまく結びつけなければ決して成功しない」とコメントしている。
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