川崎の工場夜景をイメージしたクラフトビール「黒に浮かぶ」が川崎区本町の「東海道BEER川崎宿工場」(【電話】044・272・3639)で完成し、販売されている。「品のある酸味・甘味の上に、コーヒーの香りが広がり」(同店)、人気を博しているという。
同店は「工場夜景を楽しみながらクラフトビールが味わえる」コンセプトで、店内のカウンター越しからビールを醸造するタンクが眺められる。2月3日にオンラインで開かれた「第11回全国工場夜景サミットin川崎」を盛り上げようと、同店主人の岩澤克政さんと醸造技師の田上達史さんが市の担当者に相談。アイデアをもとに、田上さんが開発した。
「黒に浮かぶ」は、田上さんが車で走行した時に見た光景の記憶をもとに、黒ビール(スタウト)にコーヒーとマンゴーを入れて暗闇の中のまばゆい光を表現。自分なりのコーヒービールを造りたいと思っていた矢先でもあったという。
発売後、全国の工場夜景ファンからの問い合わせが寄せられ「工場夜景の人気の根強さを実感している」と田上さん。続けて、国内で醸造されるビールに特化した審査会「ジャパングレートビアアワーズ2020」を同店が獲得したことをあげ「このビールでさらに勢いづけていきたい」とも語った。
同店は330ミリリットルボトルを店頭やオンラインで販売し、価格は700円税込み。また、店内でも味わえる。
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