川崎市は4月22日、2020年10月1日時点の人口を基準にした将来人口推計を公表した。区別の総人口のピークは、幸区が35年頃で約18万5600人、川崎区が30年頃で約23万5100人となった。
17年に公表された前回の推計から幸区のピーク時期は5年ずれ込み、7100人増加した。一方、川崎区の総人口のピーク時期は変わらなかったが、人口は約4700人減となった。市の担当者によると「幸区は新川崎・鹿島田地区などの再開発によって人口増につながった」とし、「川崎区は転入超過が縮小傾向となった」と語る。
年齢別では、幸区の0歳から14歳の年少人口は35年頃に約2万4千人、15〜64歳の生産年齢人口は30年頃に約11万8千人、65歳以上の老年人口は50年頃に約5万4千人とそれぞれピークを迎えると予測。川崎区の年少人口は15年のピークから減少に転じており、50年には2万人を割る見通しだ。生産年齢人口が最も多い時期は30年頃の約15万9千人、老年人口は45、50年に6万3千人と、それぞれピークを迎えると予測する。
市人口30年に160・3万人に
市の総人口のピークは30年頃に約160万3千人となり、前回推計の約158万7千人から約1万6千人増えた。
今回示された人口推計は、昨年実施された国勢調査の結果が反映されていないことから、市は公表され次第内容を検討するとしている。
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