幸区小向西在住の工藤侑未(ゆみ)さん(11・西御幸小6年)が8月5日から千葉県白子町で開催される小学生ソフトテニスの最高峰、全日本小学生ソフトテニス選手権大会に武岡寧静(ねいせ)さん(11・横浜市立小菅ヶ谷小6年)とのダブルスで出場する。初めて臨む全国の舞台に「優勝したい」と意気込む。
工藤さんは横須賀ドリームスポーツ少年団に所属。5月9日に行われた神奈川県予選会で、4位になり全国大会出場の切符を手にした。武岡さんとは小3からペアを組む。「ペアがうまくいかなくて辛い時もあったけど、話し合って今は絆は強くなった」と信頼を寄せる。昨年3月にも同ペアで春の全国大会に出場が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。それだけに今回の大会にかける思いは強い。「もっと練習して、得意なプレーを増やして優勝したい」と力強く語った。今の得意プレーはクロスに打つふりをしてセンターに打ち返すレシーブ。ソフトテニスでは日本初のプロ選手になった船水颯人(ふねみずはやと)選手に憧れる。
きっかけは姉
工藤さんがテニスを始めたのは小学1年生。現在高校1年、中学2年のふたりの姉がプレーしているのを見て楽しそうだったことがきっかけ。父親の貴史さん(41)、母親の美幸さん(40)もソフトテニス経験者というテニス一家だ。
土曜日、日曜日は横須賀で午前8時30分から練習のため、朝7時過ぎに車で家を出発。長い時は午後5時まで練習漬けだ。平日は週2回ほど、川崎区の富士見公園テニスコートで貴史さんの指導を受ける。「プレーの失敗で怒られることはないけど、態度が悪いと叱られる」と侑未さん。美幸さんは「末っ子で甘やかしていた子が、自分から動くようになってすごいと思う。全国大会に連れて行ってくれて嬉しい」と娘の成長を喜ぶ。
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