川崎区を練習拠点にする剣道クラブ「遊心会」が7月4日にとどろきアリーナ(中原区)で行われた市大会で好成績を残した。稽古場では会員たちの士気が高まっている。
「川崎市制97周年市民剣道選手権大会」には、同クラブから23人が出場した。このうち、小学生低学年の部で谷垣内博仁さん(東門前小2年)、中学年の部で戸崎光優さん(聖ヨゼフ学園小4年)が優勝。準優勝、3位、敢闘賞獲得者をあわせると計9人が入賞した。谷垣内さんは「優勝して嬉しい。稽古の励みになっている」と喜んだ。戸崎さんは「やっと優勝できた。大会での優勝を目指して努力し、負けて悔しい思いをしている人がいる。そういう人たちに抜かされないよう努力したい」と気を引き締めた。
小学生を指導する山崎玉一朗さんによると剣道の基礎である「気剣体の一致」に加え、あいさつや整理整頓といった礼儀作法の「正しい剣道」を徹底し、ようやく結果を出し始めているという。「大会での自信をばねにして全国に通用する選手になってもらいたい」と語る。
遊心会は2007年に発足。学生時代、強豪剣士として全国に名を轟かせ、現在は川崎市剣道連盟副理事長の矢野清久さんが会長兼代表指導者を務め、「情熱と真心」をモットーに指導。川崎区の東門前小学校や大師中学校を練習拠点に子どもから大人まで約60人が汗を流す。矢野さんは、市大会での結果に手ごたえを感じつつ「道場連盟主催の県大会でも入賞を果たせるようにしたい」と話す。同会の活動内容、参加方法は、ブログ(http://blog.livedoor.jp/kendo_yushinkai/)を参照。
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