首都圏でビルや施設などの配管を洗浄するフジクス(株)(竹之内英代表取締役社長・川崎区貝塚)が温室効果ガス(CO2)の削減量に応じて、次亜塩素酸水「AQ200」(AQ水)を福祉施設へ寄贈する取り組みを始めた。
同社は、2030年度までに達成を目指すSDGs(持続可能な開発目標)に取り組もうと、「かながわSDGsパートナー」や「かわさきSDGsゴールドパートナー」の認証を取得。その一環として、高圧洗浄施工による毎月のCO2削減効果をウェブサイトで公開する。
コロナ禍により、子どもの貧困や生理貧困などの格差問題がクローズアップされる中、同社では「地域で役に立てることはないか」と検討。自社製品で配管洗浄の際に使用し、コロナ感染対策にも役立てられているAQ水をCO2の削減量に応じて贈ることを決めた。
寄贈先のかわさき地域生活支援拠点たじま(川崎区田島町)は、家庭支援センターや、失業や収入減少に悩む生活困窮家庭を支えるフードパントリー(食糧備蓄拠点)などを備える施設。
9月29日に同施設で行われた寄贈式では竹之内社長が8月のCO2削減量を発表。それに見合ったAQ水入りの200mlボトル150本を田中陽一施設長、江良泰成センター長に手渡した。AQ水を受け取った田中施設長は「手軽に使えるのがありがたい。カビの臭いの消臭にも役立つと聞き、様々な用途に使っていきたい」と喜んだ。
同社は今後、毎月の月末にAQ水を届ける。
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