川崎競輪場(川崎区富士見)をホームバンクにする郡司浩平選手が12月30日に静岡競輪場で行われる「KEIRINグランプリ(GP)」に3年連続で出場する。今年の獲得賞金ランキングでは現在、2位につけるなど、「東日本の大黒柱」へと成長し、優勝候補の呼び声も高い。郡司選手は「期待を背負っていることは感じている。GPを獲得したい」と意気込む。
「12カ月間、怪我無くレースで走り続けることができている。周囲の雑音も耳に入れない性格であることも超一流選手であることを物語っている」。 競輪界の最上位にランクされる「S級S班」で活躍する郡司選手の強さについて、元競輪選手で選手会職員の東山(とうやま)公昭氏は語る。
郡司選手は2月に川崎競輪場で行われた上位選手が参加できるグレードレース(GI)の「全日本選抜」に優勝し、GP出場を決めた。4月には同競輪場の大レース「桜花賞・海老澤清杯」(GIII)を制覇。いずれも狙っての優勝だっただけに東山氏は「凄味が増している」と評する。
郡司選手の活躍は川崎競輪場所属の選手たちの刺激ともなり、好成績を残し始めている。「第二第三のスター選手が出てきてもおかしくはない状況だ」と東山氏は期待を寄せる。
今年のナンバー1選手を決めるGPは、2000人以上の競輪選手の中から成績上位の9人だけが参戦できる特別なレース。郡司選手は3年連続の出場で「独特な雰囲気にも慣れてきた」という。11月のG1・競輪祭(小倉競輪場)は「自分の持っている力を出せず終わった」と郡司選手。「じくじたる思いがあるだけにGPは悔いなく戦いたい」と力を込めた。
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