二酸化炭素排出量の削減につながる川崎発の製品や技術を認定する「低CO2川崎ブランド」の2021年度認定式が4日、川崎市役所で行われた。大賞を受賞したのは旭化成(川崎区)のイオン交換膜「AciplexTM (F7001)」とルートレック・ネットワークス(高津区)のAI自動潅水施肥システム「ゼロアグリ」。その他、8社9製品・技術が認定され、第1回からの合計は116件となった。
旭化成は、技術の高度化と性能向上によって旧来品と比べ約2パーセントのCO2排出量を削減。同製品は世界60カ国で使われているため、地球規模での削減を期待できる点が評価された。同社の佐久間雄一さんは「川崎が低CO2の製品づくりの拠点だと胸を張って言えるように、皆さんとともに精進していきたい」と語った。
運営を担う低CO2川崎ブランド等推進協議会の足立芳寛会長は「脱炭素への変革は待ったなし。製品を世界中で使ってもらうとともに、事業拡大にもつなげてもらいたい」と話した。
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