幸区地域教育会議(大塚謙一郎議長)主催の「子ども会議」が2月5日、幸市民館で行われた。子どもの視点からの「要望」に対し、関敏秀幸区長は区制50周年のイベントなどにあわせ、実現に向け、取り組んでいく意向を示した。
幸区内5中学校区内の代表生徒が毎年2月初旬に、まちづくりなど、さまざまなテーマについて意見交換する「幸区子ども会議」。今年度は、子どもたちが幸区長に直接意見を伝える形式で行われた。大塚議長は、「子どもたちの思いをじかに区長に伝えることで、区の施策に反映されることを期待した」と会議のねらいを話す。
会議には公募により集まった中学生2人、小学生4人が参加。「交通量の多い十字路に信号機をつけてほしい」といった生活に関連することから、「ボール遊びができる場所が欲しい」「土手に子どもの遊び場が欲しい」などの遊びに関することまで様々な意見が出された。
「すごい人(有名人)を呼んでほしい」という意見に対し、関区長は幸区制50周年の記念イベントでの実現の意向を示した。「ボール遊びができる場所」に関しては、昨年、古川小学校校庭の実験的開放など、既に動き出していることを説明すると、子どもたちは頷き、満足そうな反応が見られた。関区長は「手の届きそうな意見が多く、実現に向け宿題を課せられたと感じている」と子どもからの意見を真摯に受け止めた。
区長への要望以外にも「放課後や土・日の過ごし方」「コロナになってからの過ごし方の変化」などについて意見交換がされた。コロナ禍において、家で過ごす時間が増え、友達と外で遊ぶ代わりにオンラインゲームをするようになるなどの生活の変化が伺えた。
河村悠菜さん(御幸小4年)は「自分の考えたことが実現したらいいなと思って参加した。思う存分意見が言えた」と手ごたえを感じていた。
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