川崎市立幸高校(安藤勉校長)が先月、「第14回キャリア教育優良学校」として文部科学大臣表彰を受賞した。普通科・ビジネス教養科両科で取り組む課題解決型探求学習が評価を受けた。
幸高校では「自分を変える 社会を変える」をテーマに、生徒が主体的に学ぶキャリア教育を実践。普通科は3年間の総合的な探求の時間を「幸探求」と銘打ち、地域や社会に関わる課題解決に取り組んできた。地域関連では「若い世代が地域活性のためにできること」「幸区の魅力を若年層に効果的に発信する方法」等の課題を探求。幸区と連携した古川小学校校庭開放イベントの実現や、SNSを使った動画での情報発信など実践に結び付けてきた。
教育長に成果報告
今回の文科大臣表彰はキャリア教育の充実発展に功績のあった教育委員会や学校、PTA団体等を表彰するもの。今年度は全国で119団体が受賞し、市内では幸高校と市立南生田中学校(多摩区)が選ばれた。
先月26日、安藤校長と普通科の陸野綾菜教諭、山形敬一教諭が市教委事務局を訪問。小田嶋満教育長から表彰状を受け取り、取り組みの報告や意見交換を行った。
安藤校長は「協働する力、課題を見つけ解決する力、発信する力の3つを軸に取り組んできた」と報告。山形教諭は「生徒たちは多角的な視点で考えることを意識して探求していた」、陸野教諭は「幸探求は間違いなく進路に生きている」と手応えを語った。小田嶋教育長は「幸探求は着実に成果を上げて受け継がれている。本当に素晴らしい」と称えた。
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