意見広告・議会報告
県政報告 新時代のがん治療! 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
「がん」とは、体の設計図である遺伝子が変化し、細胞が際限なく増殖することで体を衰弱させる病気です。この遺伝子の変異に基づいて行う診断・治療を「がんゲノム医療」と言います。がんゲノム医療では「がん遺伝子パネル検査」で複数のがんの遺伝子を一度に調べ、より効果の高い薬剤を特定します。しかし、保険適用となるためには、「標準治療がないまたは標準治療が終了となった固形がんの患者である」などの条件を満たさなければなりません。神奈川県立がんセンターでは、2019年から保険適用の遺伝子パネル検査を実施していますが、がんと闘う県民からは「たとえ保険適用外であっても、初期治療段階からがんゲノム医療を受けたい」との要望が寄せられていました。
ゲノム医療を身近なものに
そのような県民の声を取り上げた公明党の代表質問に対し、黒岩知事は「がんセンターで的確な治療法が提案できる体制が整ったことから、本年4月より、保険適用外である初期段階からのパネル検査も開始する。この検査では、これまでの検査対象となる遺伝子数よりも多い、500以上の遺伝子を一度に調べるため、患者に合った治療に結びつく可能性がより高くなる。早い段階で原因となる遺伝子変異が明らかになれば、がんが進行する前に適切な治療を受けることが期待できる。県立がんセンターでは、こうした検査対象者の拡大により、がんゲノム医療の選択肢を拡げ、がん患者さんの期待に応えていく」と答えました。
体に優しい核医学治療
暴走を始めた遺伝子のDNAにダメージを与え、がん細胞の増殖を抑える治療に「放射線治療」があります。放射線を照射する治療だけでなく、放射線同位元素(RIアイソトープ)を医薬品として経口または静脈内投与し、がん病巣部に直接放射線をあてる「核医学治療」が注目されています。苦痛はほとんどなく、正常な細胞への影響も少ないそうです。過日私は三浦のぶひろ参院議員とともに、その現状と課題を調査するため「日本アイソトープ協会(殿町キングスカイフロント)」を訪れました。国民の2人に1人が罹患する「がん」。新たな診療と治療法の開発と普及は急務です。
![]() 日本アイソトープ協会を視察
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