川崎区出身の詩人・佐藤惣之助の詩碑の首里城公園への再移設を祝う記念式典が5月20日、那覇市で行われる。福田紀彦市長、橋本勝市議会議長、比嘉孝川崎沖縄県人会名誉会長が出席し、あいさつする。
式典では除幕式のほか、市民文化大使で民謡歌手の 伊藤多喜雄さん(高津区)が惣之助の作詞曲を歌唱する。市議会議員有志や市民有志でつくる友好訪問団も現地を訪れる。
レセプションパーティーも開かれ、日本映画学校(現日本映画大学・麻生区)卒業の映画監督・喜屋武靖さんが手掛ける『佐藤惣之助詩碑 川崎・那覇・沖縄 百年の絆』の第2弾の作品も上映される。
惣之助は1890年、川崎区砂子で生まれ、『六甲おろし(大阪〈現阪神〉タイガースの歌)』や沖縄で広く愛唱されている『美わしの琉球』などの作詞を手がけた。1922年には沖縄本島や離島を巡り、現地の風物や風俗を歌った『琉球諸嶋風物詩集』を発行するなど、沖縄を愛した。詩碑は、1959年に琉球大学敷地内に建立。同敷地に首里城が復元される工事に伴い、虎瀬公園へ移された。本来の建立場所に戻そうと、運動が展開。川崎市議会では2016年に市議全員にあたる60人が移設を求める署名を行った。17年、那覇市議会本会議で首里城公園への移設が全会一致で採択。昨年10月に工事が完了した。川崎市によると、当初式典は昨年開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期。川崎市と那覇市の友好都市締結日にあたる5月20日で調整していた。
福田市長と橋本議長は開催当日に行われる那覇市制101周年の記念式典にも出席する。
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