衣類などのポリエステル繊維を利用した土「トゥッティ」を使って野菜を育てる取り組みが、バスケットボール男子Bリーグ1部・川崎ブレイブサンダースが運営するカワサキ文化会館(川崎区駅前本町)で9月23日、開催された。
同クラブが進めるSDGsプロジェクト「&ONE(アンドワン)」の一環。「農業をしたい」という熊谷尚也選手の発案を基に、同クラブが会館の屋上に農園『&ONE FARM』を開設。リサイクルについても考えてもらおうと、トゥッティを採用した。
この日行われた種まきイベントには、農園長に就任した熊谷尚也選手と事前公募で集まった18人の子どもが参加。JAセレサ職員のアドバイスを受けながら、小松菜、ラディッシュ、カブの種をプランターに植えた。多摩区から参加した古市晴楓さん(11)は「土はフワフワとしていた。学校でも野菜を育てているけど、こんな土でも育てられるのかと勉強になった」と語った。
同クラブによると、野菜の実がついた時には収穫祭を開催し、参加者に野菜を分けるほか、クラブハウスで食材として活用し選手たちに味わってもらう。熊谷選手は「3つの野菜がどう成長するのか楽しみ」と話した。
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