かわさきジャズの事務局長を務める 前田 明子さん 川崎区中瀬在住 47歳
いつも心に音楽愛
○…若い世代からカリスマといわれるアーティストまでが、多彩なステージを繰り広げるジャズの祭典「かわさきジャズ」。2015年の第1回開催から広報として携わってきた。今年は専属の事務局長としてホールや行政など関係機関との調整に奔走。来年にはイベント期間内にジャズピアノコンペを誘致するなど、若手ミュージシャンへのチャンスの場の提供にも力を尽くす。「川崎からスターが出てくれたら」と期待する。将来的に「有名アーティストで人を呼ぶのではなく、『かわジャズ』の名前で集客できるフェスにしたい」。そんな思いで仕事に励む。
○…今春まで所属していたミューザ川崎シンフォニーホールではコロナ禍でできることはないかと、オーケストラのライブ配信、「サマーミューザ」では有観客とオンライン配信のハイブリッド開催にも尽力した。実施への賛否はあったが、より多くの人に聞いてもらいたい思いと、何より演奏家の人たちの活躍の場を守りたい一心で「やるべきだ」と主張した。アーティストに寄り添う思いは強い。
○…一時はプロの演奏家を目指したが夢かなわず、それでもあるオーケストラに裏方として就職し、常に音楽とともにいた。大学時代に結成したアマチュアの交響楽団に現在も所属。オーボエ奏者として年2回の舞台に立つ。
○…趣味で小説も書いている。音楽を題材にした作品で、神奈川新聞の文芸コンクールで第1位になった経験も。音楽関係の雑誌のウェブサイトで小説の連載をしたこともある。現代詩や川柳にも精通し、鎌倉エフエムではポエムの番組のパーソナリティーを4年間務めた。「いつか自分の本を出したい」と今も執筆に意欲を見せる。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
11月15日
11月8日