総合病院で火災が起きたことを想定した訓練が11月9日、川崎区田町のAOI国際病院で行われた。臨港消防署(小川晶署長)と同病院(古川良幸院長)が合同で実施。約70人が参加した。
訓練は「病院の1号棟4階リネン室から出火し、建物から逃げ遅れている人がいる」との想定で行われた。病院防災センターから消防署へ火災が起きたことを通報する訓練や消火器や消火栓を使って火を消す初期消火、入院患者を安全な場所へ誘導する避難訓練などが行われた。はしご車も出動し、7階から逃げ遅れた人をはしご車で救出したほか、特別高度工作車による水噴霧などを行った。特別高度救助隊は4階のバルコニーから救助工作車へロープを張る「斜めブリッジ」で要救助者に見立てたダミー人形を地上へ救出。その後隊員たちが緊急脱出を行った。病院関係者への情報収集も確認された。
はしご車による救出訓練に参加した同病院の向千恵美医師は「降りる際安全ベルトを装着して降りたが、火事が起きた時のことを考えると経験が必要だと感じた。訓練を通じ病院内に人が大勢いた時の対応を考えねばならないとの思いを強くした」と語った。
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