京急大師線の地下化を進めるため、踏切の除去などを行う連続立体交差事業のうち、第1期区間(小島新田〜鈴木町)の沿線町会長で構成する「大師連立第1期沿線協議会」(星川孝宜会長)は11月16日、川崎市役所を訪れ、事業の早期整備を求める要望書を藤倉茂起副市長に手渡した。
要望書は▽小島新田〜東門前間の1期【1】区間の2023年度の完成に向けての着実な工事の推進▽大師橋駅前交通広場の早期工事着手による地域住民等の利便性向上に向けた取り組みの実施▽東門前〜鈴木町の1期【2】区間の早期工事着手と川崎大師駅駅前交通広場の整備および同駅周辺の活性に向けた取組の推進--を求める。
星川会長は「大師駅周辺整備が整備されると期待されて20数年経過する。コロナによる拠出が多いことは承知しているが、踏切をなくして車をスムーズに走らせることは地域の安全につながる。早期に完成していただきたい」と述べた。
藤倉副市長は「事業は長年行われているにも関わらず、尺取り虫のような状態。表立って効果が出ているのは産業道路の踏切が無くなったくらい。大師橋駅についても駅前の集合住宅は駅が目の前にありながらも住んでいる人たちは遠回りしている不便な状態が続く。駅舎は計画通り進んでおり、しっかり対応したい」と応じた。
顧問を務める嶋崎嘉夫市議は、東門前駅ホームに接続する踏切について言及。「遮断機が下りても横断する人がいる。大師橋駅からの電車は東門前の手前で地上に上がり走行しているので、遮断機が下りた後もまたぐ人を発見してブレーキをかけたとしても間に合わない」と安全対策を施すよう求めたほか、「川崎大師駅、東門前駅のバリアフリー対応については地下化になり、新しい駅舎になった際に改善されるとしているがそのめどはたっていない。こうした課題を抱えている中でどうあるべきか。そうした視点も検討してもらいたい」と求めた。
<PR>
川崎区・幸区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|