市立東大島小学校(川崎区大島/押田春美校長)5年生児童36人が、12月15日、川崎キングスカイフロント東急REIホテル(川崎区殿町)で、SDGs(持続可能な開発目標)実現に向けた取り組みを学んだ。
同ホテルは2018年の開業以来、水素エネルギー活用や食品廃棄物のリサイクルなどに取り組む。ホテルの30%の電力は使用済みプラスチックを原料とする水素エネルギーで賄っている。
児童はホテルの取り組みを学んだ後、水素の力で動く水素ラジコンカーを体験。水の入った装置のハンドルを回すことで水素と酸素に分解され、それが水に戻る時の力で電力が発生する仕組み。児童らは自分たちで起こした電力で車が動く様子に歓喜の声をあげた。また、水素電力を使いホテル内で水耕栽培しているレタス工場も見学した。
ホテル駐車場には東急バスが所有する水素バスが待機。子どもたちはバスに積んだ水素燃料と空気中の酸素で発電する仕組みを聞くと、感心した様子だった。バスに乗り込み駐車場内を走ると、ほとんど音がしないことに驚いていた。
参加した稲坂恵美さんは「水素バスが静かで滑らかに走ったことが印象的だった」と話し、大國谷渉さんは「家のごみを少しでも減らすようにしたい。今日学んだことはいろんな人に話すようにする」と振り返った。
川崎市臨海部国際戦略本部の担当者は「臨海部という身近なところで水素エネルギーが使われていることを子どもたちに知ってもらいたかった」と語った。
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