川崎競輪場(川崎区富士見)をホームバンクにする郡司浩平選手が12月30日に平塚競輪場で行われる「KEIRINグランプリ(GP)」に4年連続で出場する。
競輪レースは通常、同県や同地区などの選手と連携(ライン)を組んでレースを展開する。今回、郡司選手は誰とも連携せず、1人でレースを組み立てる単騎で挑む。「一人で気軽に走ることができる」と言いながらも「どこかで仕掛け優勝を狙いたい」と不敵な笑みを浮かべる。10月から川崎競輪場が改修工事に入り、練習場所は平塚競輪場。「バンクの特徴や走り方を知っているので有利に働くはず」と強気な姿勢を見せる。
今年はスピードと持久力強化に取り組んだ郡司選手。ただ、前半はなかなか決勝の舞台まで勝ち上がることはできなかった。「調子が悪いのでは」周囲からはそんな声も聞こえてきたが「焦りはなかった」。手ごたえをつかんだのは9月の名古屋競輪場でのG2共同通信杯。4日間の出場レース全てで1着の完全優勝を成し遂げ、「完全にやれると感じた」という。11月の小倉競輪G1競輪祭は、同じ川崎競輪場を本拠地にする小原太樹選手と決勝レースに臨んだ。大舞台での連携は「今後のレースにつながる」と川崎競輪の盛り上がりに期待を寄せる。
10月には国立競技場でラグビー日本代表の試合を観戦し、刺激を受けた。試合に向けての気持ちの高め方などは参考にしているという。
レース前日には季節問わず鍋料理で体の調子を整える郡司選手。競輪選手だった父親の盛夫さんの時代からの習慣で今回の勝負メシにも鍋料理を選ぶつもりだ。
気心知れた横浜商業高校(Y校)時代の仲間とは近く会う予定。年末か年明けかは決まっていないが「年明けなら祝勝会にしたい」とも語った。
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