川崎区は地域包括ケアシステム(地ケア)を身近に感じてもらおうと、オリジナルキャラクター「ちけあ丸」=イラスト=を作成した。「仮面ウォーカータージマン」「すこやかフッソちゃん」「ケットウセイ親子」に続く、川崎区役所4番目のキャラクターの誕生となる。
地ケアは子どもから高齢者、障害者までのすべての地域住民が安心して暮らしていけるよう、医療・介護・福祉・生活支援などが切れ目なく、一体的に行われる体制づくり。2020年に発行された『第5回川崎市地域福祉実態調査』によると、地域包括ケアシステムについて川崎区では「聞いたことがない」割合が 46・8%を占め、「名称を聞いたことがあるが内容は知らない」割合が21・9%と続いた。また、「地域包括ケアシステムの内容はおおむね知っているが、そのために自分が何をすればよいかわからない」割合も13・3%となっていることから、認知度の向上が課題という。
キャラクターは昨年6月から7月にかけて区職員を対象に公募。集まった14作品の中から選ばれた。大師名物のひとつであるだるまがコンセプト。区の木であるいちょうの飾りや胴体の前部分には「川」の文字が施されている。ひらがな表記にしたのは柔らかいイメージを出し地域の輪を指している。
市ではすでに「あいちゃん」という地ケアキャラクターを作成しているが「地域に密着した取り組み。区民になじみのあるキャラクター」とする。
今後は広報物や啓発グッズへの活用、動画の作成、東海道川崎宿起立400年事業との連携などで展開する考え。ただ着ぐるみの作成は今のところ予定していない。
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