武道に親しみを持ってもらおうと川崎市石川記念武道館(幸区下平間)が募集していたイメージキャラクターがこのほど決定した。最優秀賞は鎌倉市在住の吉川和花さん(23)の作品「石川武(たける)」。作品は2026年3月まで武道館関係の印刷物やイベント時の案内などで活用される。
高橋創一館長によると、武道は他のスポーツに比べると、「厳しいイメージ」など、始めるにあたってハードルが高いため、キャラクターを設定することで親しみやすさと手軽な感じを出したかったという。そこで同館は昨年12月15日から1月31日までイメージキャラクターを公募。17作品の応募があった。最優秀賞に選ばれた吉川さんの「石川武」は、特定の武道をイメージさせるものではなく、どの武道にも通じる点が評価された。
胸のマークは石川記念武道館の「石」と「川」をモチーフにしている。「一緒にやってみよう!」と言ってくれる友だちみたいなキャラクターを目指したという。「楽しいこと、好きなことも嫌になる瞬間が来ると思う。そんな時、もうちょっとやってみようかな、とりあえず石の上に座っておこうかなと思えれば」と石の上にも3年という意味も込めた。制作期間は約2週間。初日にデザインをおおむね完成させ、残りは色味などの細かな調整をしていった。全体のバランスや「石」と「川」のモチーフをつくるのに苦労したという。
吉川さんは受賞に際し、「好きな事を生かすチャンスをもらえたことはありがたい。うれしいと同時にびっくりした」と喜びをコメントした。
2月26日(日)には石川記念武道館で午前9時から吉川さんの他、入賞者を対象にした表彰式が行われる。応募作品は3月中は石川記念武道館、4月1日(土)、15日(土)に幸スポーツセンター、17日(月)から28日(金)に幸区役所1階ロビーで展示される。
2月26日 体験会
同館は2月26日(日)に未経験者・初心者向けの武道体験会を実施する。種目は空手(午前9時30分から10時30分)、剣道(10時から11時)、なぎなた(午後0時10分から1時10分)、合気道(1時から2時)。電話(【電話】044・544・0493)か直接来館で事前申込制。参加費無料。
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