自分たちの住むまちの防災や防犯、交通安全に関係のある施設や設備を発見して地図にまとめる「第19回ぼうさい探検隊マップコンクール」(一般社団法人 日本損害保険協会など主催)がこのほど行われ、東小田小学校わくわくプラザの作品が「消防長官賞」を受賞した。
同コンクールは、小学生を対象に、2004年から毎年表彰が行われている。今回は全国から1179作品の応募があり、消防長官賞は上位3番目に相当する。
同プラザ指導者の富澤規子さんによると、防災マップの作成に当たり調査隊を結成。「もえ広がらない町へ」をテーマに、通学路を歩きながら消火栓や防火水槽、応急給水拠点、AED(自動体外式除細動器)のある場所を地図にまとめた。地域の防災空地や南部防災センターにも足を運んで関係者から話を聞き取り、地域の危険箇所では幅2メートル未満の道路や行き止まりの場所を取り上げた。また、通学路にあるブロック塀も写真入りで紹介し、市の担当者に「無くして欲しい」との要望を行ったことも書き込んだ。
審査員からは「消防車が通れない狭い道なども、子どもたちの目線でしっかりと調べられており、災害発生時の被害軽減につながる作品」と評価。ブロック塀撤去の提言についても「自分たちのまちをよく使用という姿勢が伝わる」ことが評価ポイントとなった。
2月16日に同プラザで行われた表彰式で実行委員長の山田啓斗さん(9歳/3年生)は地図作成を通じて印象に残った出来事として「防災空地で町会長から教えていただいたかまどベンチはとてもいいもの」と振り返った。「受賞を機に学んだことを家族や友達に伝えていきたい」とも語った。地図係代表の江澤未侑さん(8歳/2年生)は「(調査を通じて)家が密集し、道路が狭いことが分かった。大きな賞がとれてうれしい」と喜んだ。
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