統一地方選挙が3月31日に告示されるのを前に、川崎区、幸区選挙区では川崎市議会議員と神奈川県議会議員への立候補予定者が出馬に向け準備を進めている。投開票は4月9日に行われる。(3月20日起稿)()内は党名、現職議員の当選回数。政党名の略称は、自民=自民党、立民=立憲民主党、維新=日本維新の会、公明=公明党、国民民主=国民民主党、共産=共産党
川崎区県議選
川崎区選挙区は定数3に対して5人が出馬の意向を表明している。
現職は杉山信雄氏(自民・6回)、西村恭仁子氏(公明・3回)、栄居学氏(立民・2回)の3人。新人では沼上徳光氏(共産)と山田琢二氏(維新)の2人が名乗りを上げる。
杉山氏は京浜間の大動脈ともいえる東海道貨物支線の貨客併用化や川崎―浜川崎を結ぶ川崎アプローチ線の整備を訴える。また、新型コロナの観戦分類が5類移行後の医療体制確保など、「いのちを守る取り組み」を図るとしている。
西村氏は防災対策、三大疾病対策、中小企業支援、キングスカイフロントのさらなる発展を掲げる。防災対策では民間が実働的に参入できる仕組みづくり、三大疾病対策では心疾患や脳血管疾患患者の早期治療に結び付ける体制づくり訴える。
栄居氏は、川崎臨港警察署の建て替えの推進に取り組むと強調。民生委員の負担軽減にも力を注ぐ。子どもを産み育てやすい環境づくりや治安対策の強化なども訴える。このほか、元木交差点や鋼管通交差点の改良に取り組むとしている。
沼上氏は県の財政力を生かし、18歳までの医療費無料化、学校給食費の無償化など、子育て・教育の充実を訴える。またジェンダー平等社会の実現のため、同性パートナーシップ制度の創設を主張。川崎区からの24年ぶりの党議席を目指す。
山田氏はこれからの日本を背負う若い世代や子どもたちへの支援を積極的に行うべきと主張。そのうえで「授業料無償化」の適用範囲と内容の拡大と「個性を伸ばす」「褒めて伸ばす」教育によるグローバル人材の育成を目指す。
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