川崎地域連合(渡部堅三議長)による労働者の祭典「メーデー」の第94回川崎地区大会が4月29日、富士通スタジアム川崎(川崎区富士見)で行われた。屋外での開催は4年ぶりで、同地域連合の呼びかけに応じた60団体、約1700人が参加。「支え合い・助け合う社会をつくり、くらしをまもる」のスローガンの下、持続的な賃上げや労働者の処遇改善、ジェンダー平等をはじめとした多様性を認める社会の実現に向けての結集を誓った。
式典では渡部議長があいさつ。「物価高を背景にした春闘は良いスタートを切ることができた。先行組合がつくり出した賃上げの流れを中小企業などに引き継ぎ、全ての労働者の格差是正につなげたい。そのためにも賃金改善にとことんこだわっていただきたい」と呼びかけた。
式典前には東田公園(川崎区東田町)から同スタジアムまでデモ行進が行われた。参加者は「インターバル規制を導入しよう」「賃上げで変えよう。あしたを」などのプラカードを掲示。「働きやすく、住みよいまち川崎にしよう」「長時間労働をなくし、ワーク・ライフ・バランスの実現を」とシュプレヒコールを上げた。
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