川崎市は4月28日、ホームレスの実態に関する調査結果を公表した。市内のホームレス数は132人で前回調査の161人から18%減となる29人減少。区別では川崎区が74人で全体の56・1%を占め、幸区は10人で7・6%だった。
生活する場所は河川が38人で最も多く、公園28人、道路24人、駅舎10人と続いた。性別では男性が127人、女性が5人だった。
市内のホームレス数は2003年の1038人をピークに、2009年から14年連続で減少し続けている。高齢化や市保健福祉局生活保護・自立支援室の担当者によると、市内で行っている「ホームレス自立支援実施計画」に基づく巡回相談を減少の理由に挙げる。市では週6日(うち夜間1日)に困りごとの聞き取りや支援策の提案を実施。昨年は20人ほどが自立支援センターに入所したという。一方で高齢化により、路上生活が体力的に厳しいホームレスも増加しているとも担当者は指摘。健康に不安を抱えているとの声もあるという。今後も高齢化が続けば減少傾向が続くのではとの見方を示している。
同調査は毎年1回、国が都道府県に調査を依頼して行われ。今年は1月10日、11日の2日間、目視による巡回調査を実施した。
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