神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2023年8月11日 エリアトップへ

川崎市 市民館・図書館指定管理へ 21施設に「民間ノウハウ」

社会

公開:2023年8月11日

  • X
  • LINE
  • hatena

 市は2024年度以降に全市民館と幸、宮前、麻生の図書館で指定管理者制度を導入するため、条例改正案を9月の市議会に提出する見通し。老朽化する施設の移転・改修を進めるとともに民間のノウハウを活用し、市民のニーズに沿った生涯学習拠点を目指す。

 指定管理者制度を導入するのは、市内にある13カ所の全市民館(分館を含む)と、12カ所ある図書館のうち分館や文化センターとしての機能を持つ8カ所。市民館は老朽化による移転や改修後に同制度を導入し、市民館と併設する図書館においても指定管理者に一部業務を任せることで、これまで運営してきた経験と民間のノウハウを融合し、連携しながら価値を高めたい考えだ。中原、川崎、高津、多摩の図書館については職員が培ってきた知識を継承するため直営のままとする。

 市の担当者は「指定管理者制度は専門性の高い人材を確保できるメリットがある。民間に任せられるところは任せ、職員は市民に楽しんでもらえる企画づくりなど新たな取り組みに対応したい」と説明。全国20の政令指定都市のうち、指定管理者制度を導入しているのは公民館を設置している13市のうち5市、図書館への導入は10市(令和3年度)。市が視察した船橋市や江東区の図書館では、事業者運営により開館時間を延長したことで利用者の増加にもつながったという。

 市は22年6月には施設運営を示す「市民館・図書館の管理・運営の考え方(案)」をまとめた。こうした市の方針を受け、有志らが5月に立ち上げた市民団体「社会教育を考える川崎の会」は7月30日に集会を開いた。同会の多摩区在住・江田雅子さん(76)は「市民館と図書館は市民が利用するもっとも身近な施設。利用料が発生するなど営利目的にならないよう、丁寧な説明がほしい」と話した。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

「日本版」全国で導入へ

タクシーのライドシェア

「日本版」全国で導入へ

「全面解禁」発言、波紋も

9月20日

学校給食費 値上げの方針

川崎市

学校給食費 値上げの方針

物価高騰受け 来年度めど

9月20日

哺乳器回収し再生化へ

メーカー6社・川崎市

哺乳器回収し再生化へ

市内7区にボックス設置

9月13日

大学院設置に認可

市立看護大

大学院設置に認可

川崎駅東口に第2キャンパス

9月13日

川崎活性へ団体設立

市内高校生

川崎活性へ団体設立

ワークショップなど計画

9月6日

カスハラ対策方針を策定

臨港バスグループ

カスハラ対策方針を策定

警察へ通報、組織的に対応

9月6日

かわさきジャズは今年で10周年

川崎市内で20公演のホールライブと100ステージ以上の地域イベント

https://www.kawasakijazz.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook