神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2023年9月15日 エリアトップへ

JFEスチール シンボル「高炉」あす休止 跡地は脱炭素の拠点へ

社会

公開:2023年9月15日

  • LINE
  • hatena
16日に閉鎖する第2高炉
16日に閉鎖する第2高炉

 川崎区扇島のJFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)はあす16日、第2高炉を休止する。それに先駆けた9月7日には報道関係者へ現場を公開。工場のある扇島地区の跡地利用の構想についても説明した。

 JFEスチールは、1912(明治45)年に南渡田地区で日本鋼管川崎製鉄所として創業。以来100年以上にわたり京浜工業地帯の発展の一翼を担ってきた。

 現在の扇島には76年に製鉄所が完成し、第1高炉に火入れ。第2高炉は79年に稼働を始め、90年に一度は休止となるが、2004年に生産を再開した。

 国内外の需要の減少を受け、同社は2020年に国内生産性の最適化を目的とした構造改革を発表し、製鉄所のシンボルともいえる高炉の休止を決めた。高炉の他に、生産した銑鉄の不純物を取り除き鋼にする転炉、鋼を片に加工する連続鋳造設備などが休止となり、解体される。

 説明会で古米孝行所長は「100年以上にわたって灯し続けた火が消えてしまうのは残念でやりきれない思いがある」と複雑な心境を話し、「新しい都市型の製鉄所を目指し前を向きたい」と語った。

次世代の街づくり

 この日は、同社が高炉休止後に目指す扇島地区の土地利用構想「OHGISHIMA2050」も発表された。

 対象となる土地は222ヘクタールの広さで、先導エリアと共創エリアに分けられている。先導エリアでは水素等の次世代エネルギ―供給拠点づくりが進められ、共創エリアでは次世代モビリティや高速情報基盤など最先端のインフラを整備し、デジタル分野をけん引する産業や商業、文化・生活などの機能を誘致する。2050年にまでに整備することを目指すとした。

令和6年度物価高騰対策給付金の申請を受付中です

https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000165216.html

<PR>

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

5年前の教訓生かし対策

川崎市

5年前の教訓生かし対策

台風、内水氾濫への「備え徹底」

8月30日

ホームレス支援で受賞

2023年度「キララ賞」

ホームレス支援で受賞

「CoE」代表ら活動報告

8月30日

外国人市民約100人利用  

かわさき多文化共生プラザ

外国人市民約100人利用  

ネットワークづくりへ歩み

8月23日

「子どもの幸福考える場に」

日本PTA全国研究大会

「子どもの幸福考える場に」

基調講演務める西野さん 川崎で開催 

8月23日

神大跡地で整備計画説明

川崎競馬組合

神大跡地で整備計画説明

トレセン、交流施設も

8月16日

自動運転バスを実証実験

川崎市

自動運転バスを実証実験

都県またぐルート 全国初

8月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年8月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook