子育ての不安や孤独感を減らそうと、(株)EMISORA(川崎区浅田)がプロジェクトを立ち上げ、子育てに役立つ親子イベントや保護者交流会を開催している。
この取り組みは「らしくRuプロジェクト」で、川崎区のいきいきかわさき区提案事業にも選ばれている。代表を務める相澤郁美さんは八王子市出身。学生時代から保育園を開くことを目標に行政の子育て支援事業などに携わった。そうした中で、子育ては地域活動団体などのサポートが必要だと痛感したという。複数の自治体で保育士を経験し、結婚を機に川崎で生活。出産、子育てが始まると、わが子以外一日中誰とも会話をせず、孤独を感じていた。駅前の商業施設で一日中過ごし、不安があるとスマホで検索し続けていた。「保育士の経験から子どもを育てることは頭で理解しているつもりだったが全然わかっていなかった」
自分と同じように不安でいっぱいの母親・父親は多いはずとの思いが強くなった。川崎区は子どもの虐待件数が多いことも知り、プロジェクトを立ち上げた。
これまで、プロカメラマンを講師に招き、スマホ写真の撮り方や子どものヘアカット、アレンジのワークショップを実施してきた。今週末に開催するハロウィーンパーティーでは、元劇団四季のメンバーが歌とダンスで盛り上げる。「参加者が何か得をもって帰ることができるような催しを心がけています」と相澤さん。今後は、地域で子育て支援ができる人材を増やし、繋がり、主催・運営の継続性を高めていく取り組みも行うという。「30年後、子どもたちが大人になった時、らしく生きることの素晴らしさを次の世代に引き継いで欲しい」と願う。らしくRuプロジェクトはインスタグラム @rashiku_ruを参照。
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