市制100周年の来年までに150万本の植樹を目指す「市民150万本植樹運動」の植樹祭が10月21日、幸区の古市場第2公園で行われた。地域住民ら約100人がサクラやアジサイ、センリョウの苗木を植えた。参加した福田紀彦市長は「来年は大イベントになる全国緑化フェアもある。盛り上げていきたい」と意気込んだ。
植樹祭は、市が2010年度から進める緑化事業で、市民、事業者、行政が連携して市内で植樹を行っている。3月までに約125万本が植えられている。
この日は、地元の町内会自治会の関係者や古市場小学校に通う6年生児童らが参加。アマノガワという種類のサクラ3本を記念植樹したあと、スコップを手にアジサイやセンリョウの苗木約320本を公園の広場外側の緑地帯に植えていった。
公園のある古市場1丁目町会の中村靖(きよし)会長(82)は「この場所を選んでいただき感謝している。緑が増え、より多くの人が憩える場所になる。大切に育てていきたい」と話した。古市場小学校の久保朱音さん(11)は「スコップで苗木を植えるのは少し難しかったけれど楽しかった。緑が増えて、地球にやさしい公園になった」と笑顔を見せた。
緑化フェアへ弾み
式典に出席した福田市長は「これから春になったら桜を見ながら、地域の交流の場になればうれしい」とあいさつ。来年10月に開かれる全国緑化フェアにも触れ「都市の中の緑の有り方を知ってもらう良い機会になる。これから小学校などで花の苗を育ててももらい、本番に向け準備もしている。盛り上げていきたい」と話した。
緑化フェア開催へは1年を切り、市内でもさまざまなPRが進められている。会場となる富士見公園・等々力緑地・生田緑地の会場周辺には川崎市交通局のラッピングバスが運行。また、川崎図書館田島分館では花や緑に関する本をまとめた「緑化フェアコーナー」を設置(10月31日まで)、多摩区の生田緑地には緑化フェアのブースが出店されている(11月12日まで)。
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