東海道川崎宿起立400年を祝うシンポジウムが10月21日、カルッツかわさきで開催された。東海道の宿場がある地域から関係者が集い、今までの歴史を振り返りながら今後の展望などについて語った。
シンポジウムは1988年から毎年、東海道の各宿場で持ち回りで開催されている。開会式であいさつに立った福田紀彦市長は「それぞれの宿場の法被でカラフルな客席を見ているとつながりをさらに強化していきたいという気持ちが大きくなる。今日のシンポジウムを機にさらに東海道を盛り上げていきたい」と話した。
この日は川崎発祥の三角おむすびの歴史を学ぶ紙芝居や川崎おむすび音頭などで盛り上げた。歴史タレントの堀口茉純さんによる基調講演では、実際に川崎宿を訪れた人の記録を紹介し、江戸時代の川崎宿の様子について解説した。
パネルディスカッションでは「むすび つながる 東海道のまちくくり」をテーマに、川崎宿、品川宿、丸子(まりこ)宿、枚方(ひらかた)宿の代表者が登壇。今までの取り組みなどを紹介し、意見交換をしたほか、未来に向けて若い世代へ伝統の継承や人と人とのつながりの大切さを訴えた。
小学生を表彰
川崎市市制100周年の記念プレ事業として川崎区役所が行った「ペットボトルアート」の展示も行われた。区内小学校の児童から「10年後の川崎にこんな公園があったらいいな」をテーマにデザインを募集。130作品の中から川中島小学校5年の北美莉菜(ちゅりな)さんと京町小学校3年の石指那奈さんの作品が選ばれ、選定した川崎宿起立400年プロジェクト推進会議の鬼塚保会長と中山健一川崎区長から表彰状が渡された。北さんは「まさか自分が選ばれると思っていなかったのでびっくり」石指さんは「たくさんの作品の中から選ばれてうれしい」話した。
![]() 左から中山区長、石指さん、北さん、鬼塚会長
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