11月25日にベトナムで開かれるボビナム世界選手権に出場する 遠藤 幹太さん 川崎区東門前在住 16歳
ボビナム、日本に広めたい
○…ベトナムで生まれた総合武術「ボビナム」は、突き蹴りなどの当て身に、投げ、関節技などのほか武器も操る。試合形式は完成度や芸術点を競う型や演舞、グローブと防具を身に着ける組手がある。初出場となる世界選手権では4人組で行う剣の演舞に出場する。「息を合わせるのは難しいけれど、大会まで完成度を高めて、全力で挑戦してメダルを取りたい」と意気込む。
○…競技を始めたのは小学校4年生のとき。通っていたダンス教室の隣でやっていた稽古を見て興味を持った。武術の経験は無かったが自ら申し出て体験をしてみると「楽しかった」。ダンスと同じように「美しさがある」と魅力にはまったという。日本ではまだ知名度の低いボビナムだが「みんなが知っていることより知らないことをやる方が面白い」と笑う。
○…川崎区東門前で生まれ育った。体を動かすことが好きで、小学1年生からスイミングに通い、中学では陸上に熱中した。性格は口数が少なく恥ずかしがり屋。通っていたダンス教室でも前に出ず後ろで控えめに踊るタイプだった。少人数で稽古していたボビナムは、だから自身の性格にも向いていた。コロナ禍では道場が閉鎖となったが毎日配信するオンライン練習に休まず参加。コツコツと努力を重ねる姿も認められ、代表選手に選ばれた。
○…県立川崎高校の1年生。高校では体育が得意科目。今は音楽にも興味があり、特にラップがお気に入りのジャンルだ。川崎を拠点に活動するBAD HOP(バッド・ホップ)もよく聞いているという。将来の進路はまだ未定だが、今は若手として期待のされているボビナムに夢中。「世界でも活躍して、先駆者としてボビナムを日本中に広めたい」
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11月22日
11月15日