元劇団四季のキャリアを生かし、親子向けのイベントなどを行っている 村上 侑希さん 市内在住 36歳
培った「特技(スキル)」、ママのために
○...親子向けのコンサートを各所で行い「ホンモノのエンタメは凄い」と称賛され、昨秋から「川崎市保育まつり」で卒園する園児らのお祝いコンサートの演者に抜擢。各区で卓越したエンターティナーぶりを発揮し、どの会場も喜びに包まれた。残すは1公演となり「最後までしっかりお祝いを届けたいですね」と、目を輝かせる。
○...4歳の時、バレエ教室を見学した際にピンクの衣装に魅了され「私もあれが着たい」と熱望し、入会。「見てもらうことが嬉しく、発表会が楽しみでした」と、早くも表舞台で活躍する片鱗が伺えるエピソードも。中学2年の時、観に行った「劇団四季」の公演で味わったことがない感動を覚え「涙が止まらなかった」と話し、進路として意識するように。演劇の専門学校に進み、バレエ以外にも歌などの武器も磨き、同劇団の選考試験に挑戦、合格した。
○...入団当初、周りのレベルに圧倒され自信を無くした時期も。年間300ステージをこなす実力を身に付けたが、身体と心に嘘は付けなくなり退団。その後、大手テーマパークのダンサーとして再起「子ども達と一緒に踊ったり、とにかく楽しかった」と話す。「そういえば」と話してくれたのは、同劇団時代に、教え方や接し方が上手いと子役の指導に選ばれた過去を思い出す。
○...結婚を機にフリーで活動。出産を経て地域の交流会にも顔を出すようになり「ママ(達)も楽しめるイベントがしたい」と抱く。また同世代の子どもを抱えた元劇団四季の団員と再会したことをきっかけに、培ってきたスキルを活かし親子で楽しめるイベントを開催するグループを結成、現在に至る。「元気を与えているようで私たちが元気をもらっています」と笑顔で語ってくれた。
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9月13日
9月6日