川崎区の大師地区でコミュニティーFM放送局の開局準備を行う「株式会社FM大師」が7月4日、総務省から予備免許を取得し、放送周波数が94・9MHzに決まった。同日、総務省関東総合通信局(東京都)で予備免許の交付式が行われ、同社の代表取締役を務める清水暁さん(66)と妻で局長を務める成美さん(65)が、同省放送部長の石原誠一さんから予備免許状を受け取った。
同社はコミュニティーFMを通じた大師地区の活性化を目的に2023年11月に設立。放送スタジオは京急大師線の東門前駅前の商店街の一角を予定している。
今後、総務省からアンテナなどの無線設備検査を受け、検査合格後にコミュニティーFM放送局の免許が与えられる。開局は9月初旬を予定しているという。
開局に先立ち、地元の企業や事業所に足を運び意義や役割などを説明して回っている他、パーソナリティーを募集し研修を開くなど準備を進めている。
清水さんは「2年近く準備を進めてきたので周波数が決まりほっとしている。地元が元気になる放送を目指したい。また防災時に必要とされるコミュニティーFMにしたい」と抱負を語った。
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