神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2024年7月19日 エリアトップへ

熱中症予防に「ちょこ涼」 市内194施設を開放

社会

公開:2024年7月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
「ちょこ涼」の目印のポスター
「ちょこ涼」の目印のポスター

 猛暑到来を前に、川崎市は外出時の熱中症予防のために区役所や図書館など194の公共施設を「一時的に暑さをしのぐ場所」として供用する「ちょこ涼(すず)」の運用を7月1日から始めた。昨年度の熱中症救急搬送者数の約3割が外出時だったことから、熱中症になる前に涼しい場所でのクールダウンを推奨するもので初の試み。9月末までの開庁時間であれば誰でも休憩利用できる。市は「ちょこ涼」に協力できる民間事業者も募集している。

搬送、高齢者が半数

 市の環境総合研究所の統計では、2023年度の月平均気温は7月28・9度、8月29・5度で、集計を開始した2007年度以降で最高だった。熱中症による救急搬送者数は554人で、8割が7月と8月に集中。年齢構成としては65歳以上の高齢者が50%を占め、活動別の内訳では「屋内生活」の35%に続き「屋外外出・散歩」が30%で2番目に多かった。

 市では今年も猛暑が予想されることから、市全域での熱中症予防対策を強化。まず高齢者を対象とする体操教室や文化サークルなどを実施している団体と連携し、参加者に対して「熱中症予防リーフレット」を配布のうえ、こまめな水分補給や適切なエアコン使用などの予防対策を、継続的に呼び掛ける。

 そのうえで新たに「ちょこ涼」を導入。協力を呼び掛ける民間事業者の対象としては、【1】エアコンがあり休憩場所で空調が効いている【2】普段から市民が出入り可能な施設【2】施設内で水分補給が可能【4】施設内に休憩できる椅子などがあること、の4条件を満たす施設。先行して熱中症予防の「お休み処」を開設した東京都世田谷区では、薬局や整骨院、銭湯などが事業に協力している。市の担当者は「まず公共施設での実施をPRし、市民に利便性の高い民間施設の協力もお願いしていきたい」としている。

 「ちょこ涼」の申請は左の二次元コードから。問い合わせは市環境局環境総合研究所(【電話】044・276・8964、【メール】30sotosi@city.kawasaki.jp)。

熱中症予防に「ちょこ涼」-画像2

川崎区・幸区版のローカルニュース最新6

小児がん支援に注力

小児がん支援に注力

川崎中央RC

11月29日

「川崎らしさ」壁一面に

「川崎らしさ」壁一面に

市内在住アーティスト合作

11月29日

平間小6年生がコラボ

ブレイブサンダースの催し

平間小6年生がコラボ

SDGsの大切さ伝える

11月29日

川崎発の新型太陽電池

KAWASAKI NOTE

川崎発の新型太陽電池

ノーベル賞受賞に期待

11月29日

巨匠が競演、歌舞伎展

巨匠が競演、歌舞伎展

浮世絵ギャラリーで

11月29日

裵重度氏が死去

裵重度氏が死去

青丘社前理事長

11月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook