幸区小向地区で伝承されている獅子舞の奉納演舞が8月4日、小向西町の八幡大神(小向八幡神社)で行われた。地域の人たちでつくる保存委員会(山本範一委員長)による取り組みで、社殿前に「土俵」に見立てた砂場を開設。「大獅子」「中獅子」「女獅子」の3頭に「仲立ち」が加わり、テンポの良い舞を披露し、無病息災を願った。
小向の獅子舞は8月第一日曜日の例祭にあわせて行われている。江戸時代、この地域の僧が伝えたとされ、約300年の歴史を持つ。2001年には県指定無形民俗文化財に指定された。山本委員長によると小向の獅子舞は今秋、中原区の催しでも披露する予定だという。
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